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本の愉しみ、書棚の悩み

本の愉しみ、書棚の悩み

本の愉しみ、書棚の悩み

作家
アン・ファディマン
相原真理子
出版社
草思社
発売日
2004-07-24
ISBN
9784794213334
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本の愉しみ、書棚の悩み / 感想・レビュー

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mayumi

本を愛する著者によるエッセイ。私は基本的には本を買う→読む→売るなので、本を綺麗に読もうとしている。本を開いたまま伏せるなんてことしないし、書き込みもしない、お風呂で読むなんてとんでもない!というタイプ。そんな私は著者に言わせると、「騎士道的恋愛」らしい。逆に「肉欲的恋愛」の著者は、書き込み、折り曲げ、破いている。うーん。真逆だわ。でも、本を愛してるという点は一致。旦那さんが誕生日に古本屋さんに連れて行ってくれるエピソードは素敵だった。

2020/04/27

きゅー

本と書棚についてのエッセイ集。彼女の本の取り扱い方はすごい。開いたままの本を平気で積み上げるし、余白には感想文を書く。お風呂で読むこともためらわないし、あまつさえページを破ってメモ用紙代わりにする。そこまでする人も珍しいと思うけど。とにかく本は汚れて、破れて、書き込まれて、噛み付かれて(!)こそ味がでるものという考え方とのこと。ほかには、愛情を注いだ万年筆の話、献辞について、本で言及されている場所で読書する喜びとか、本好きならきっと楽しんで読めるような内容がもりだくさん。

2012/02/13

なみ

蔵書整理のために本を売りに行った徘徊堂で、目にとまり購入。本好きの作家による本に関するエッセイ。「蔵書の結婚」では、本好き同士が結婚した際のロマンチックなエピソードを想像していたが、その整理方法をめぐって離婚まで考えたというエキサイティングな内容で、いい意味で期待を裏切られた。そのほかのテーマ(本を大事に、現場で読む、本を食べる、本の城、古本など)も、ユーモアたっぷりで本当に面白く、共感できる部分が多々あり、ニヤニヤしながらあっという間に読了。こういう本に時々出会えるから、古本屋めぐりはやめられない。

2017/03/19

rin

★★★★★…国や言葉、文化が違っても“本が好き”という共通点があるだけでこんなにも親近感が湧くことに改めて本の持つ魔力、そして魅力を感じた。蔵書整理にまつわる夫とのやりとり、本を大事にするやり方は人それぞれだということ、臨場感溢れる現場での読書、古本の魅力…その一々に深く頷き、自分のことだと恥ずかしくなり、一方で世界にも自分と同じような人がいるのだと心強く感じた。海外文学にもっと精通していたら倍楽しめたかもしれないが、それでも楽しく一気に読めた。この本を読んで増税前に本棚をもう一つ増やそうと決意した(笑)

2014/03/27

こはね

著者の本好きがとても伝わってくる本。受け継がれる本っていいなぁ。洋書は古くなればなるほど魅力が増える気がする。部屋の3分の2を本棚に、っていうのも魅力的だね。床抜けるけどね。

2012/10/17

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