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なぜ日本語はなくなってはいけないのか

なぜ日本語はなくなってはいけないのか

なぜ日本語はなくなってはいけないのか

作家
齋藤孝
出版社
草思社
発売日
2022-03-31
ISBN
9784794225726
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なぜ日本語はなくなってはいけないのか / 感想・レビュー

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tamami

タイトルに惹かれて、またまた買ってしまった齋藤先生の日本語についての本。日本語が持つ繊細さを始めとする数々の特徴を維持するためにも、幼時からの教育、殊に音読を大切にすることや名文に多く触れさせること、という趣旨は以前と同様ではあるが、今回は英語との関わりで論じられている部分が多いように思う。日本語の消滅とまでは行かなくても、日々その変質が進んできているという。一部の企業による社内公用語の英語化や日々使われる言葉の中でのカタカナ語の多用など、将来の日本語についての影響を真剣に考えていくべきではないだろうか。

2022/04/02

ageha

日本語がなくなると考えたことはなかったが、もっと危機感を持つ必要があると思った。最近、古典に触れる機会が少し増えたが、やはり難しいし、読めない。それでも、昔授業で暗唱したものは何十年たっても覚えている。やはり、国語教育は重要だとますます、実感。英語の前に日本語だ!!と強く言いたい。図書館本だが、これは購入を検討。

2022/11/04

良さん

この書は、日本語に携わる人、日本語を大切にしたい人にとっての福音である。十年前の水村美苗の『日本語が亡びるとき』でショックを受け、高校現場で何とか日本語を大切にする姿勢を教えてきた。しかし、事態はあまり好転せず。文科省は『羅生門』『山月記』『こころ』『舞姫』を「言語文化」に追いやり、実用を押しつける。これでは逆だ。と思う。スマホのスクロールでことばが読み飛ばされていくなか、何とかして日本語の豊かな読み手、書き手を育てていきたい。 【心に残った言葉】公共のために責務を果たそうとする精神を共有(197頁)

2022/06/12

Go Extreme

努力しなければ日本語は守れない: 言語を守る=人権を守る 消滅の危機にあるアイヌ語 日本の精神文化が失われつつある: 日本語の水準と誇り 古文・漢文はオワコン? 文語体の魅力 文豪の語彙力 素読世代 先人と感覚を共有 日本語はなぜ貴重: 日本語の起源 言文一致運動 主語がない 三種類の述語 主客未分の哲学 こと的な世界観 日本語を守るために: 幼児期から名文に触れさせる 日本語が言葉の感性を高める 暗誦文化の復活がカギ 読書体験の重要性 精神の継承 吉田松陰の徹底した無私の姿勢 日本の精神をどう受け継ぐか

2022/04/29

*みかん*

日本語 母国語について改めて考えさせられました。

2022/12/24

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