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悲雲山中城: 戦国関東血風録外伝

悲雲山中城: 戦国関東血風録外伝

悲雲山中城: 戦国関東血風録外伝

作家
伊東潤
出版社
叢文社
発売日
2004-05-01
ISBN
9784794704924
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悲雲山中城: 戦国関東血風録外伝 / 感想・レビュー

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mondo

昨年、東海道を歩いていて、箱根から三島に向かう途中で、この城の存在を知った。山城の美しさに魅了され、この城が落城された時の様子を知りたいと思い、小説を読んだ。 小説では、歴史的事実をもとに、ドラマチックに仕立てられている。特に、死んだはずの百姓の倅が母の元に生きて帰ってくるシーンは、泣かせる。山本周五郎の人情モノを思わせる。 敢えて、残念だったことといえば、間宮氏の死闘ぶりが余り描かれていない点であった。やはり触れて欲しかったな〜。

2016/10/13

bluemint

関東の覇者小田原北条氏の西の備えとして、箱根の入口に築かれた山中城。この山城での戦いをクライマックスに、秀吉軍との攻防を描く。謀略渦巻く工作が行われ、秀吉連合軍の圧倒的な兵力で攻め入れられる。ここで食い止めるはずが、僅か半日で落とされてしまう。戦いだけではなく、築城や戦いに動員された名もない農民、武将の女たちの運命も描きふくらみのある小説だ。山中城跡は開発の手も伸びず、よく保存されていて、今ではとても美しい公園になっている。この本を読み、ここに立つと戦国時代末期の悲運な戦いを偲ぶことができる。

2019/11/20

奈良 楓

【○】●三島駅近くの山中城を巡る守り手の北条氏と攻め手の豊臣家の激戦を描く話。最近萩原さちこさんらの山城の本を読んでいたので面白く読めました。 ●かなり悲惨な戦闘ですが、主将の間宮家が後の間宮林蔵につながっていくので、この戦も無駄ではなかったのでは、と思います。 

2015/05/16

フックン

以前ふらっと訪れた山中城。こんな物語があったとは。秀吉軍数万相手に1日で落ちてしまった城ですが、こんな背景があったかもしれないと思うと、興味深いです。今度から史跡を見たら、いろいろと考えてみようかな。

2012/01/15

ゆきこ

小田原攻め、北条氏から見た作品は初めてだったかも。

2020/09/09

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