ヴァルター・ベンヤミン著作集 11 (11) 都市の肖像
ヴァルター・ベンヤミン著作集 11 (11) 都市の肖像 / 感想・レビュー
うえ
モスクワに関する洞察。1927年のもの。「集会とか委員会、討論、決議、投票のない生活はもはや考えられない。その結果がどういうことになろうとーロシアのつぎの世代はこの現実存在を基準とすることになるのだ。しかし、ロシアが健全であるためにはひとつの前提条件が、つまり権力の黒い財布が口を開かないということが、是非とも必要である。もし西欧の権力と金の相関関係がロシアにも侵入してきたならば、確かに国が滅びるようなことはあるまいし、党もまずそんな目に会うとは考えられないが、ロシアの共産主義は滅ぶであろう。」
2022/12/09
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