猫がゆく: サラダの日々
猫がゆく: サラダの日々 / 感想・レビュー
ねこ
籐のバスケットに年老いた醜い猫を入れて町を歩く少女の物語。小さなできごとが積み重ねられてゆくのだけれど、あまりに小さなできごとの積み重ねで、しかも注意深く読まないと自分が何を読んでいるのかわからなくなってしまうので、なんども途中で寝てしまいました。読み終わってみると、少女の眼がわたしのなかに感じられて、あら、ふしぎ。
2020/04/19
megyumi
年端もない女の子が深いことを言うやつでオタクにやさしい。
2018/01/10
nekoyaman
「戦争」について考える時、私はいつもこの本の一節を思い出す。「タンポポ市民戦争」と冠されたその章は平和に見えるこの日本の、どこにでもある土手で日夜繰り広げられているタンポポの領土権をめぐる内戦について語られている。我が子孫を有利に残そうとするその生命の営みは、生き物として生まれたものの宿命であり、避けられないものなのだ。今、生きてここに存在する事自体が、他者を排していることに他ならないのだから。 だがしかし、その一方で戦争による悲しみを私達は歴史から学んできた。 42章「パーン、一発」で紹介される詩は、
2011/05/01
natsumoto
鮮烈なイメージ。それからことばがやってくる。ウォトカの梅干し、たべてみたい
2009/10/31
takenoko
詩のような散文。 ジュジュとウサギ(猫)と街の話。 幸福、自由、死と生、ユーモア。 18 喪服の男、19 4ひきの黒ねこ、23 赤いライオン横丁、42 パーン、一発、43 サラダの日々 が心に残った。
2022/10/20
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