これが自由ラジオだ (犀の本)
これが自由ラジオだ (犀の本) / 感想・レビュー
阿部
必要があって手に取って読んだ。ミニFMという文化走っていたけれど「自由ラジオ」としては認識しておらず、背後にあるメディアや社会の課題意識への対抗策としての自由ラジオをめぐる言説にワクワクしながら読んだ。SNSの発達で発信しやすい世の中になっていると言われるけれど、果たしてそれらは本当の意味で権力から自由な場といえるのか、そのとき我々の身体はどうなっているかという、今日のメディアを照射するにも意味のある視点を提示していると思う。ローカルとグローバル、社会の偶然性といった広範なテーマにもつながっていく。
2024/05/18
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