マーロウ最後の事件
マーロウ最後の事件 / 感想・レビュー
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長編の元になった中編3つと「最後の事件」。「湖中の女」はこちらの方がすっきりしている。「女を裁け」は最初のページを開いたらどの作品のプロトタイプか気づく。表題作に関しては何とも言えない。著者の死後に発表されたものでこのタイトルを付けたのはチャンドラーではないらしい。通読すると「さらば愛しき女よ」に出てきたアンがシリーズの名物キャラのひとりであることに気づく（おそらく訳者はリンダではなくアン派なのだろう）。もしマーロウと彼女の関係性に決着をつける作品があるなら読みたい。「プードル・スプリング物語」もいずれ。
2023/09/19
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