嫌いなものは嫌い: メトロポリタン・ライフ入門
嫌いなものは嫌い: メトロポリタン・ライフ入門 / 感想・レビュー
こばまり
高校生の頃に読んだなら羨望で畳掻きむしっていたろうニューヨーカーのエッセイ。嫌いなものに対して追撃の手を緩めない所がよい。発表から40年を経てもフフンと笑わせる箇所あり。日本でいえば誰だろうと真っ先に浮かんだのが中野翠氏。
2019/11/04
きゅー
辛口コラムニストとして成功を得るきっかけとなったのがこの本とのこと。 睡眠が大好き、群れるのが大嫌い、デジタル時計もブランドもスポーツも嫌いという、彼女の好き嫌いがそのままエッセイになっている。当時ずいぶんな人気を得たらしいけれど、年月を経た今となってはそのインパクトも薄れているようだ。英語のcampという単語の特殊な意味で「陳腐な気取り」というものがあるそうだが、この本はcampに満ちている。だけどそれが悪いとばかり言えなくて、なんとなく惹かれて、最後まで読み進めてしまった一冊。
2013/07/03
かすみ
嫌いなものは嫌い。あまり根拠はない。とにかく気に入らない。という感じで、でもただ文句垂れてるというわけでもなくその中にユーモアがあって、嫌いと言いつつものすごく興味を持っていることがよくわかっておもしろい。アメリカンなジョークっぽくてよくわからないところも多かったけど。
2021/10/12
ゼリエース夏美
Netflixの「都市を歩くように」が面白くて借りてみた。馴染みのない固有名詞がたくさん出てくるところや、現在の感覚だとさすがに少し古いところもあるけれど、40年前(当時31歳)からこの人全然ブレがない。なんかいじわるばあさんみたいで小気味いい。
2021/02/23
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