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こんな探偵小説が読みたい: 幻の探偵作家を求めて

こんな探偵小説が読みたい: 幻の探偵作家を求めて

こんな探偵小説が読みたい: 幻の探偵作家を求めて

作家
鮎川哲也
出版社
晶文社
発売日
1992-09-01
ISBN
9784794960894
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こんな探偵小説が読みたい: 幻の探偵作家を求めて / 感想・レビュー

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☆よいこ

古典探偵小説短編アンソロジー。横溝正史江戸川乱歩時代に刊行された探偵小説雑誌に掲載された作品を集める。小説家の家族や親類知人に取材し、制作秘話や故人のエピソードをまとめたものに、短編がつく。1.『監獄部屋』羽志主水/過酷労働の訴えしたが…2.『蚯蚓の恐怖』潮寒二/行方不明の夫は殺されたと思い込む夫人3.『可哀想な姉』渡辺温/唖娘 4.『網膜物語』独多甚九/犯人特定5.『雪空』大慈宗一郎/恋人は妹か6.『里見夫人の衣装鞄』岩田賛/サロン7.『風の便り』竹村直伸/子供の手紙8.『牧師服の男』大庭武年/宝石詐欺

2022/02/13

sattin

探偵小説じゃないのもあるみたいだけど、ユニークなのが多くて面白かった。途中に挟まってるエッセイはとくになくてもと思ったけど。米澤さんのエッセイから渡辺温に流れてきました。

2022/02/13

眼鏡の狸

アンソロジー。面白かった! 独多甚九「網膜物語」が目的で読んだ。眼科医が書いた医学ミステリ。 自身の患者とアメリカの医学雑誌に掲載されている患者は同一人物なのでは?網膜血管の写真から判断できるはずという興味を満たす眼科医に、当の患者は「先生、いよいよ私をつかまえに来たんでしょう?」 展開が面白く、優しいラストもよい。 ただ、硬い文章で若干の論文っぽさもあるので、好みが分かれるかもしれない。頭のいい人が書いたちょっと固めの文章が好きなので楽しめた。頭のいい人が書いた文章を読んだって賢くならないのだけれども。

2020/04/11

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