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月の家族

月の家族

月の家族

作家
島尾伸三
出版社
晶文社
発売日
1997-05-01
ISBN
9784794963024
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月の家族 / 感想・レビュー

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井戸端アンジェリか

死の棘に絡め取られた子供たちが凄く気になったので探してみた。チラチラとしか輝ける狂気ミホ&トシオは登場しないので不満は残るものの、話はとても面白い。でも、一見楽しそうな子供時代の裏にはカテイノジジョウが吹き荒れているんだよね。だんだん言葉がしゃべれなくなり、52歳で亡くなってしまった妹マヤの思いも知りたい。“自分らしさを取り戻す時間や場所が家庭の中のどこにもありませんでした” しんどいなぁ。

2019/10/07

ソングライン

1950年代の奄美大島で小学生時代を過ごした作者の思い出を綴ったエッセイです。ハブの恐怖、亜熱帯の気候、教室では裸足、疑いながらのカトリックへの入信、母親の手伝い、作家の父、そして特筆なのは使用済み切手集めへの執心、50年代の奄美の様子が目に浮かびます。

2023/10/05

ポルポ・ウィズ・バナナ

島尾家サーガ、素敵すぎ。面白方面→「しまおまほのウンコ好きは明らかにトシゾの教育の結果」。マジメ方面「戦後間もなくは街に徘徊してた電波な方達話」

2009/04/25

猫風船

奄美で過ごした少年時代の記憶をつらつらと綴った本。こちらまで懐かしくなってしまうような喚起力のある文章です。奄美へ行ってみたくなりました。伸三さんは良い人だなあ。

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