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小説、時にはそのほかの本も

小説、時にはそのほかの本も

小説、時にはそのほかの本も

作家
川本三郎
出版社
晶文社
発売日
2001-12-01
ISBN
9784794965110
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小説、時にはそのほかの本も / 感想・レビュー

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踊る猫

川本三郎の良さと悪さは、多分彼が「あられもなく」対象にのめり込んで我を忘れることがないその清潔感というか潔白な性格なのではないかと思う。それはアスリートが持つストイシズムにも似ていて、それが面白いともつまらないとも言えるのだった。もちろんこれは好みの問題になる。この書評集でも彼は対象と測ったようにきちんと距離を置き、その距離から対象を語り主に褒めちぎる。好ましい印象を残すし心地よく読めるのだが、こちらの心を鷲掴みにする迫力はない。もっとも、そんな「迫力」をこの著者に求めるのはお門違いでもあるはずなので辛い

2022/04/23

ほたぴょん

書評集。どの書評も丁寧に書かれている。真面目な人柄も伝わってくる。しかしてさっぱり面白くない。川本三郎の書くものって大体いつもそうだ。その点、関川夏央などとも似ている。おそらく本人は、鬼面人を驚かすようなものは書くつもりはないと言うだろうが、そういうのともちがう。細かく書いているようで、大づかみで一面的な部分があるのではないだろうか。

2010/03/02

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