KON’S TONE?「千年女優」への道
KON’S TONE?「千年女優」への道 / 感想・レビュー
コガメ
プレミアがついて定価の2倍になっていたが購入。ブログの内容に千年女優の製作話が追加されている。かなり読みごたえあり。アニメの製作現場がリアルに描かれているし、今敏のこだわりや凄さがわかる。
2021/07/04
owawamure
パーフェクトブルー戦記の忌憚のなさは天下一品。その書き味はエッセイストとしても非常に優れたものだと思う。とてもオリジナルだ。戦場のようなアニメ製作の日々と、不条理なまでに無能な人間が、呵責のない筆で描かれている。後半のエッセイも、非常に濃い内容。本当に残念だ。
2011/01/21
えだまめ
創作に携わる人は、読んで損なし。得+100。偏見+200
2009/05/14
9時ラ
収録されているパーフェクト・ブルー戦記は10年も前に監督のブログで連載されていたのを読んでいた。当時も歯に衣着せぬ容赦のない正論の数々に戦慄した記憶がある。 上京したが夢破れUターンし地元に就職するような若者に対して、本当に容赦がない。負け犬は去れと一刀両断してくれる。 作劇術など所謂ためになる話もあるが、一番印象に残っているのは、若い頃の監督が食えなくなったら最後は首を括ろうと覚悟をしたときの話。 ときおりこの下りを思い出し、本棚から出して読み返す。私にとってもう一人の親父みたいな本である。
2016/02/14
安倉遥
面白おかしく話を綴っている裏にしっかりとした文章がある。映画監督や漫画家として良質な作品を世に送り出すことができたのは文章や言葉で自分の表現したいことを甘く伝えることができることも関係しているのではないだろうか。「パーフェクトブルー戦記」はものづくりに関わっている人間は一度読むべき。ものづくりへの姿勢、真摯さにはっとさせられた。
2011/04/24
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