映画の構造分析
映画の構造分析 / 感想・レビュー
Nobu A
内田樹先生著書6冊目。相変わらずの顕学ぶりには驚かされる。思想家でもあり翻訳家でもあり武道家。教育論から天皇論、果ては映画論まであらゆる事象に深遠な見解を持つ。特に本著は映画ファンには堪らない。紹介映画の1本、「エイリアン(1979年)」は同じく不朽の名作だと思う。CG全盛の今の時代でも全く見劣りしない。ただ、個人的にはジャンル別けしてもっと様々な映画を出して欲しかったかな。まあ、談議としては何でも語れる。後半ちょっと食傷気味。でも、色々と勉強になった。あとがきの「何十回も推敲した」に少し親近感が湧いた。
2022/05/20
teddy11015544
本当は再読なのですが、読書メーターを始める前に読んだのでしょう。登録されてませんでした。面白いと記憶していましたが、再読しても刺激的で面白かったです。アメリカのミソジニーの由来、映画になぜ人々の欲望が映り込むのか、などなど。意識や欲望の深層が映り込むので、どんな映画でも、深読みをすると面白くなりそう。さあ本屋にも出かけずに、家にごまんとある昔の内田せんせいの本を少しまとめて読んでみましょうか。いろんな映画も自宅で見るチャンスですし。
2020/04/05
ぷぅ
幅広い知識を持っていると、一つの事でもいろんな楽しみ方ができるのだなぁと実感。やはり教養って大切だなと。
2012/01/17
Hiroyuki Furuya
アメリカン・ミソジニー本当に目から鱗が落ちる。 構造が明らかになることで、全然関係のなさそうな部分がつながっている事が分かる。 分かるってことの愉悦を味わえる一冊!
2012/01/25
taro335
それほど読みやすくはなく、現代思想の最低限の知識と対象となる映画を見ておくことが必要、かな。しかし、「エイリアン」についてはビックリするほど説得力がある。100%納得!すんなり読めなかった他の作品も映画を観てから、この本を読み直したい。
2011/11/07
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