「新しい家族」のつくりかた
「新しい家族」のつくりかた / 感想・レビュー
寛生
「家族」というコンセプトは「結婚」や「性」と切り離すことはできないことは承知の上だが、もし「家族」というもの自体を解体していく、脱構築していくならば、この本はその手がかりとなりうるのではないだろうか。いわゆる「社会」の中にいても、その「社会」の一員となり貢献できうることのできない人間にとって、「家族」ほど息苦しいものはない。その反面、その社会のなかでの『家族構成』は言語体系と密接につながっている。しかし、評論家や哲学者は、まさに芹沢さんが、この本の最後に「家族を〈外〉から見ている」ように、家族の外に投げ出
2012/11/24
すっち
戦後から2000年代までの青少年犯罪などを事例にとって家族の形態変化について説明している。本書の主旨が最終章にまとめられているが、その部分とそれ以前の章とで若干独立性が強いと感じた。前半の事例が長すぎて結構だらだらしてる感が否めなかった。
2014/05/20
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