平和と平等をあきらめない
平和と平等をあきらめない / 感想・レビュー
Haruka Fukuhara
高橋哲哉も斎藤貴男も特に好みではない。というか母が嫌うタイプで無意識に避けてきた部分がある。けれど改めて対話を読んでみると、高橋哲哉は結構好きな感じの真面目さを持った人だとわかった。僕が敬愛する石原慎太郎を最悪と言ったのはどちらか忘れたが、そこに至る思考を追っていくとそれはそれでわかる。というか石原と高橋がもし面と向かって数時間冷静に話せば(そんなことが可能だったのかはわからないが)案外打ち解けて和解するのではと思わなくもなかった。内容は多岐にわたるので省略。斎藤は自分も好きじゃないとだけ(蛇足)
2024/02/05
FK
内容は、私などからしたら絶望的な今日の状況を再認識・再確認させられるもの。それでもなおかつ、声を出し続けねば、というところ。/権力者たちは平和や平等が別に望ましいなどとはこれぽっちも思っていなくて、むしろ不平等とか差別こそが好もしいと考えている(P.27 斎藤)/国家の暴力性、あるいは権力の恐ろしさという感覚が、若者の意識から消えている。(P.184 高橋)
2005/04/26
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