死のありか
死のありか / 感想・レビュー
rasty
現代の論客“芹沢俊介”さんの本です。終末期ケア、看取り等、答えを探し続けていかなければならない課題に向かっていく時には、自らの経験値を上げていくほかにはありません。しかし、それでも迷うときには“哲学”です。はっきりいって、読みにくい・わかりにくい文章もありますが、ヒントになる琴線に触れるそんなエピソードを探して迷宮を彷徨うにはもってこいの本だと思います。“イノセンス”や“母性”への言及もあり、吉本隆明、三好春樹、キューブラロスまでも引用されています。まさに巨匠、芹沢先生です。
2012/10/05
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