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月の輪書林それから

月の輪書林それから

月の輪書林それから

作家
高橋徹
出版社
晶文社
発売日
2005-10-10
ISBN
9784794966858
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月の輪書林それから / 感想・レビュー

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さらば火野正平・寺

前著と同様の日記の他に、奇人・三田平凡寺探究の文がある。私はあまり平凡寺さんに興味が無いので、普通の日記をもっと読みたかったが、もちろん面白かった。ちなみに平凡寺さんは漱石の孫・夏目房之介さんのもう一人の祖父である。日記では満州についての探究が面白く、三木卓の父親・森竹夫の事や、木山捷平、不敬事件を起こした李奉昌の話が面白い。人物を知る事の楽しさが横溢している。淡島寒月や斎藤昌三、内田魯庵の事も知りたくなる。日本の近代人がこんなに多彩なら、近世も中世も古代もそうなのだ。歴史の中で人は小さく、故に可愛い。

2020/12/28

takao

ふむ

2023/12/24

イカ男

古本、命って感じですね。経済的には、カツカツでも好きなことに邁進できる姿を羨ましく思います。今後の活躍に期待しています。P22で紹介のあった田中邦衛の色紙の文句「ガキの頃から イロハが駄目で 覚えているのは イロばかり」が胸に沁みた。(笑)

2012/07/23

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