おとぎの国の科学
おとぎの国の科学 / 感想・レビュー
Aya Murakami
図書館本。 エッセイ集ということで作者さんの作品の裏舞台を見せてもらえたという感じでした。意識をもったコンピュータはいろい色なSF作品に出てきますが…、量子コンピュータをもってしてもブラックボックスになる可能性も指摘されているのですね。作者さんの分析では4つくらい意見があるそうです…。
2018/10/23
へくとぱすかる
臨死体験を神秘的にとらえず、脳内現象としてとらえながら、ヒトはいつから「神」をみるようになったのか。など、オカルトをただ拒否するのではなく、その理由を問いかける姿勢が、さすが科学者。ゴリラが死を理解し、しかもヒトの思う「死後の世界」の原形をもっている、というのは衝撃的だ。ロボットの話も興味深い話題満載だったので、瀬名さんの『デカルトの密室』を読んでみたくなった。
2016/02/26
ホークス
作家瀬名秀明さんの科学エッセイ。所々難解だったがなんとか通読。小説やアニメを題材に、科学を巡る著者独自の解釈を語る。映画マトリックスに対して、自分が何を面白いと感じたのか解った。一作目では、擬人化されたコンピュータプログラム(エージェントスミス等)の存在が、次第に謎を深めていく過程にゾクゾクしたが、二作目以降彼らの役割が明確になるにつれて興奮は冷めてしまった。世界が理不尽で意味不明な方が、真実を探求する冒険譚は面白くなる。確かに他の作品でも同じ様な経験をしたなと、今さらだけど納得。
2016/03/16
jojoemon
興味を持っている作家のちょっとしたエッセイは読んでいて面白い。もちろん自分では理解できない部分もあるが、それも含めて良しという事で。瀬名さんの場合は何と言っても「ドラえもん」に関する記述が共感できて楽しいです。
2011/05/29
hirok@京都
瀬名秀明さんのエッセイ集。アニメに対する真摯な考察が心地よい作品でした。
2014/04/04
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