だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ
だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ / 感想・レビュー
なる
活字離れが深刻化し、書店が少なくなっている状況が取り沙汰されて久しい。全国で多くの書店が姿を消して行く中で、独自性を持っている書店はそれでも活路を見出して奮闘している。本書ではそんな全国のユニークな書店を紹介すると共に、タイトル通り「だれも買わない本」の魅力を紹介している。ほんとに読んだことない本がたくさんあり、そのどれもが魅力的で興味深い。国道に添えられた花束にフォーカスした『国道1号線の手向け花』や、ひたすら小屋を解剖する『小屋の力』、タイトルそのまま『ヤンキー今昔物語』あたりが特に気になる。
2024/06/04
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
序にかえての「読書と人生のリアリティ」でノックアウトされる。著者は私にとって知の巨人、生き方そのものがパンクな存在。井上ひさしが言ってた「本を読むとは自分では知り得ない過去の知見を得ること」、本を読んだ人の使命とはそこで得られたものを伝えることではないのかと思わされる。知の巨人が自分で読んだものを多くない字数で紹介、そこから引出される「もっと知りたい」欲、あれも読みたい、これも読みたい。時間がいくらあっても足りない。賢者のガイドは見果てぬ世界のとば口となる。
2022/12/20
ばっか殿すん
「読みたい本」だけを全力で追いつづけること。ああ…なんと素晴らしい響きだろうか。
2015/04/19
ひお
埋もれた本の様々な種類に目をつけたその辺の名著を集めたブックガイドとは一線を画した一冊。だけど探しても見当たらなさそうなそしてそこまでして手に入れてもそこまで面白くもなさそうなってのがなんとも。「その一冊が、どこか埃にまみれた本棚の暗がりで、ずっと君を待っていると信じて」は本屋巡りが趣味な人にとっては名言だと思うー。
2010/08/07
ふろんた2.0
本屋さんと本の紹介。とにかく読みたい本を読めばいいんだ。本のチョイスはどっから見つけてくるのという本ばかり。
2014/03/02
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