雑談王?岡崎武志バラエティ・ブック
雑談王?岡崎武志バラエティ・ブック / 感想・レビュー
sasha
副題通りバラエティに富んで楽しいのだが、小津安二郎作品をほとんど観ていないので分からぬことも多かった。
2009/12/30
春風のぼる
盛りだくさん。楽しいです。
猿田康二
本には「この本を手に取って良かった」という本の急所がある。急所は当然読み手にとってそれぞれではあるが、私にとっての本書の急所は、この中で語られる笑福亭仁鶴の森繁をゲストに迎えた時に番組30分間だんまりをされ、その後同じ番組に藤本義一が招かれ、そこでの二人の対話を綴った場面である。「普通の人なら死んでしまうことを君はやっとるんや。ええがな、誰に何を言われても」この言葉に仁鶴は救われる。こういうエピソードとその時の著者の鋭い感想が綴られている。よく書いてくれたと思う。著者の独特の嗅覚と文章力にいつも感心する。
2019/10/26
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