杉浦茂の摩訶不思議世界 へんなの…
杉浦茂の摩訶不思議世界 へんなの… / 感想・レビュー
akihiko810/アカウント移行中
昭和30年代前半に活躍した漫画家・杉浦茂のガイドブック。印象度B+ 「のらくろ」の田河水泡に弟子入りし、独特の絵柄でナンセンスギャグマンガを発表(代表作「猿飛佐助」「少年児雷也」)の漫画家。唯一無二の独特の絵柄すぎて、当時から孤高の存在だったらしく、そのフォロワーはほとんどいない。手塚治虫も「あの人は上手いのかね?下手なのかね?」と聞いてたらしい。 この本にコラムを寄せているのも、マンガマニアのみなもと太郎(解説と思い出)、宮崎駿と豪華。 杉浦の絶頂期は、多作だったが印税製でなく、買取だったそう
2024/08/09
gtn
あらゆる漫画家に影響を与えた氏が、現在それほど喧伝されていないのは、手塚治虫やトキワ荘グループ等と違って、孤高だったからか。
2018/03/26
ととろ
杉浦茂について、わかりやすく解説されていた。「ちょっとタリない名作劇場」は70代で描かれたとか!ひえ~!若かりし頃の傑作「猿飛佐助」など、読んでみたいけど、作者が生前に改稿したものがほとんどで、以前のバージョンはなかなか読めないらしい。確かに、前のバージョンのほうが面白そう。
2015/07/03
米川青馬
読了。漫画家・杉浦茂のガイドブック。中で特に宮崎駿さんの紹介文が的を得ていると感じる。曰く「大人気とかフィーバーというのとは縁のない人で、再発見しようとか再評価しようとか、ファンが言い出してはいけない人」「あの善良さがほかにはない」「ものすごく稀有だからいまだに稀有」「なるべく無垢なもの能天気なものを描いている。そういうマンガを分析しちゃいけないんです。分析しようとするとすり抜けていきますよ」。心の底から正しいと思う。だから、あとはただただ読むべし。僕は、すごく心が疲れた時にまた取り出すつもりです。
2012/07/29
紅独歩
杉浦茂を読まずして日本漫画を語ることなかれ!……と声高に叫ばなくても、杉浦茂は何度でも甦る。「新しさ」と「古さ」しか持たない彼は、永遠に「現在」という安住の地を失った作家だからだ。
2009/03/26
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