私説 ミジンコ大全
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私説 ミジンコ大全 / 感想・レビュー
おおにし
ミジンコに興味があったのではなく、付録の坂田明のCDが聴きたくて図書館で借りてきた。CDを聴きながら本もパラパラ眺めていると坂田さん撮影のミジンコの美しさに目がうばわれ、ミジンコの話も面白く結局全部読んでしまった。ゲノム解析でミジンコの方が人より8000個もゲノムが多いということが分かったのが最近のことで、ミジンコについてはわからないことばかりのようだ。激変する地球環境に適応しつつ生き残ってきたミジンコと真摯な気持ちで向き合えば、深刻な環境問題を解決するヒントがもらえるかもしれない。
2013/08/25
kirinsantoasobo
図書館本。年明けの新聞のコラムで坂田明さんのことが紹介されていて、この本に出会いました。坂田さんはミュージシャンでミジンコの研究者ではないのですが、ミジンコをとても愛する方です。でも研究者といえるのではないかと思えるほどミジンコに没頭している方で、特に顕微鏡の話は読んでいると楽しさが伝わってきて面白かったです。あとがきに、ミジンコを通して自然の大切さや人間の行動などに触れていて、あらためて人は自然に生かされているのだなと感じました。坂田さんのアルバム「海」のCDもついているので聴きながら読むのも良いです。
2024/02/05
ばんだねいっぺい
ミジンコの本
2015/11/05
iku
前半の飼育と観察の記録部分には、坂田明のミジンコ愛があふれています。後半は専門家との対談形式で、いたってまじめなつくり。ミジンコ図鑑での写真がとても美しい。つぶらにみえる複眼がなんとも愛らしい。CDは悪くないけど、どうだろう?いるかな?
2013/10/30
メルセ・ひすい
サックスを吹きながらっ ミジンコを観て物を考える人。ミジンコって動物プランクトン、それは世界の食物連鎖の中核であり膨大な役割を担う。♀だけで増殖!でも、♂もいる。環境条件で夢精卵と有精卵を作り分けられる。オキアミは髭鯨の糧 多数のカラー写真とCDもセットで。入門編 地球環境とミジンコ今昔 DNA サックス奏者として名高い坂田明は、ミジンコにも造詣が深い。本書では、ミジンコの世界をカラー写真で紹介。飼い方・観察法、さらに3人の学者と、ミジンコを通して見た生態系、DNAの問題などについて論じる。
2013/04/03
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