本なんて読まなくたっていいのだけれど、
本なんて読まなくたっていいのだけれど、 / 感想・レビュー
徒花
ブックディレクター幅允孝氏のエッセー集。基本的にはこれまで執筆してきた雑誌の掲載部分を寄せ集めたものなので、統一性はない。SFマンガから写真集、ノンフィクションまで、幅氏がこれまで読んだ本の中から自身の経験を踏まえた感想が語られている。決してつまらなくはないが、あえて人に薦めるほどおもしろいものでもない。それこそ「読まなくたっていいのだけれど、読んでみるのもいい。」一冊
2016/02/17
シナモン
ブックリストをみてほんとにさまざまなジャンルの本を読まれていてさすがだなーと。幅さんが子どものころのエピソードも面白かった。
2024/04/20
けんとまん1007
久しぶりに幅さんの本を手に取った。さすが、いろいろなジャンルにと思うのは、いつものこと。今回は、そこだけでなく、その本たちや、本を巡る世界にまでひろがっている。バックボーンを見る思いがする。年間、数万点に及ぶということは、本の僅かしか眼にするこてはないということ。であれば、なおのこと、どうやって触れるか・・・だ。
2020/12/23
kaoriction@感想は気まぐれに
本と人が出会うための環境づくりをするブックディレクター。デパート、企業ライブラリー、病院…あらゆる場所であらゆる本棚をつくり、常に本のことを考えている著者ならではの、本のお話。グールドと『草枕』の話から始まる。「ジャンプ婆さん」など、私もツケで本を買う小学生だったので親近感。更にモランディ‼︎ 松浦弥太郎より柔らかく、視点と文章が好きだ。確かに、本なんて読まなくたって生きてはゆける。でも。読まなくたっていい理由もないんじゃない?世の中には溢れるほどに本があるんだし。今夜、幸せな眠りのためにも。私は読むわ。
2016/01/26
くさてる
ブックディレクターというお仕事をしている著者によるエッセイ集。固い内容かなと思っていたら、「エヴァンゲリオン」や「シドニアの騎士」まで触れているし、そこから広がる読書の輪という感覚が面白かったです。色々と読みたい本が増えました。個人的には、病院やマンション、老人施設に置く本の選定をしているというあたりがとても興味深かったので、そこのあたりの話をもっと読みたかったかな。入院中って本当に病院文庫が気になるんですよね…。
2015/08/02
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