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ドファララ門

ドファララ門

ドファララ門

作家
山下洋輔
出版社
晶文社
発売日
2014-12-06
ISBN
9784794968647
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ドファララ門 / 感想・レビュー

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タツ フカガワ

いつものピアノ弾き旅日記ではなく、自身に流れる音楽の血を母方の先祖に探求するという時空を超えた旅日記は、型破りの自叙伝ともいえる内容です。ヨースケさんはじめ山下一家の、人との縁というか繋がりに驚いたり笑ったり、感心しきりでした。それで思い出すのが、当時福岡にいた無名のタモリと山下トリオの奇跡の遭遇。そんなエピソードが満載で、とてもたのしい読書でした。

2019/08/03

Happy Like a Honeybee

日本でフリージャズを演奏しつつ、生計が立てられるのは山下洋輔氏において他ならない。戦前の斎藤実内閣で司法大臣を輩出するほど、エスタブリッシュな一族。音楽や芸術など才能で活躍する人間は、裕福な家柄が多い法則。基本的な演奏に熟知しているからこそ、フリーを演奏できるわけで。ピカソやセザンヌも構図から脱却し、美術を発展させた。山下氏の活躍に期待が高まる

2016/02/21

ろま〜な

洋輔氏はラジカルな演奏をする割に、上品な紳士という雰囲気の人ですが、なるほど名家のお坊ちゃまだったのだと納得。特に芸術方面で才気あふれる人たちを親戚に持つ血筋とともに、ジャズマンとしての自伝でもあり、聴き知っているミュージシャンたちがたくさん登場する大セッション的な物語が、エッセイに書かれるのとは違って一段と面白く。起承転結を考えず話が飛びまくりますが、人生とか旅とかって、そんなものでありましょう。★詳しい感想→http://tubam.kamakurablog.com/Entry/117/

2016/07/31

tatemiti

『ドバラダ門』は評伝小説、こちらは自伝の要素が強いかな。『ニタさん』の由来が判明し、なるほどと思った次第。 『ドバラダ門』は数時間で一気読了できたのだが、今回は半日かかった。文章が読みにくくなったのか自分の読書の体力が落ちたのか……。 ヨースケさんの世界は大好きなんだけどね。

2016/01/13

oct

見事!ドファララ門というタイムマシーンというのかどこでもドアなのかを駆使して、SF自伝と評伝を行ったり来たりの超絶面白譚。 気に入ったところを‥本番で何があっても間違えない秘密特訓‥全然違う曲をCDでガンガン聴きながら指だけは目的の曲をさらう‥。また、「しかしまあ。あなた、結局、よいとこのぼんぼんの、単なるお家自慢でしょうが」をタモリに言わせ「スーシーホー」と叫ばせターザン飛びをさせ逃げさすとこなど面白さ爆発だった。大きな仕掛けもある! しかも量はたっぷりある!

2015/04/05

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