これからの本の話をしよう
これからの本の話をしよう / 感想・レビュー
すーさん
本はどう変化していくのか。メディア全体で見て、それを考えることができる本。「映画が本になる」というワードが出てくる。気になると思いますが、その意味は本書でご確認ください。
2019/04/20
阿部義彦
晶文社の本にしては題名の付け方に不満が残りました。著者は過去には季刊紙「本とコンピュータ」のスタッフで津野海太郎さんの元で働いたこともある人ですが、ここでの本とはほぼ電子書籍の事に限られます、エキスパンドブックの苦労話や電子書籍の未来が語られます。まあ、著者の自叙伝的要素もあってかえってそちらの方は、読み応えが有りました。私はパソコン自体持ってないのでエキスパンドブック自体読んだこともないし、スマホでもキンドルとかでは読めるらしいし、実際今スマホで漫画読んでる人は嫌んなるほど居るみたいですが、興味無し。
2019/02/25
Mc6ρ助
いつの間にか、電子書籍が紙の本の代わりにKindleやらなんやらで読むものと慣らされていた。ワールド・ワイド・ウエブがそこら辺の機能はカバーしてしまったのかもしれないけれど、この本で紹介されているかつてのインタラクティブな要素を盛り込んだCD-ROMのようなしろものはどこへ行ってしまったんだろう。インターネットで手に入る情報はドンドン増えているはずなのにタダで手に入る情報に限界を感じるのは読書子のインターネット・リテラシーの未熟さの故?、ナドナド、いろいろモヤモヤがわいてくる読書体験なのでした。
2019/06/22
deerglove
残念ながら自分には「これからの本」のイメージが浮かびませんでした。萩野さんがデジタル出版に取り組んでこられた”苦闘の歴史”は、米国ボイジャーとの関わりを含めて非常に興味深いものでしたが、パイオニアやアップルの方針(レーザーディスクやマッキントッシュの仕様変更など)に翻弄される様子は何とも苦々しいものがあり、出版界のムラ意識に阻まれるところも忸怩たるものがあったのでしょう。昨今のネットマンガの興隆をみると、伏兵?は意外なところからやってくるのかもしれないと思います。
2019/07/11
m181
1992年から、電子書籍事業に従事しているパイオニアの語る、本、電子書籍の可能性はなかなか深いものがありました。彼は、その前はレーザーディスク、映画などの仕事もしており、過去の苦労話しもためになりました。問題は、話題が飛ぶのでついていくのが難しく。好き放題に語っているというところです。もっと、わかりやすく説明しなきゃ。読者のことを考えて欲しかった。内容はいいです。電子書籍の歴史が、ざっと見渡せます。
2019/03/05
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