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吉本隆明全集16: 1977‐1979 (第16巻)

吉本隆明全集16: 1977‐1979 (第16巻)

吉本隆明全集16: 1977‐1979 (第16巻)

作家
吉本隆明
出版社
晶文社
発売日
2018-06-30
ISBN
9784794971166
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吉本隆明全集16: 1977‐1979 (第16巻) / 感想・レビュー

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『戦後詩史論』は何度目かの再読だが、平出隆とさだまさしを比較して論じることにこの人の良くも悪くも射程の広さがある。だから一般的/教科書的な詩史からのズレがあるし、ただ同時にそういう部分にはっとさせられる。戦争という荒涼した風景から出発した戦後詩が最終的に「修辞的な現在」という「詩は表現ではない」(入沢康夫)にまで至ってしまった時、現代詩の役目は終わったという意識も感じさせなくはない(藤原定家とのアナロジーが繰り返される)

2023/10/10

金北山の麓に生まれ育って

【戦後詩史論】同年齢の頃の著作が気になった。未読の「詩論」を調べつつ詠みつつ丁寧に読んた。戦後詩は昔から気になってて手に取っては必ず挫折してきた、自身も戦後詩人(だった)の吉本自身の解説で手早く理解したい思ったが果たして解ったような気がする。敗戦体験に白黒が簡単に付けられず、受容と否定に「ゆれ動く」絶望から生まれた社会性の高い詩群なのですね。実際には昭和初期から当時までの長い期間の詩の史論でして膨大な詩人の詩が引用され漏らさずネットで調べて随分賢くなった。あと戦後詩の後から詩は詰まらなくなったと思った。

2020/05/10

v&b

”歳時記”と季節論を。あとでメモ。

2018/11/10

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