吉本隆明全集24: 1987-1990 (第24巻)
吉本隆明全集24: 1987-1990 (第24巻) / 感想・レビュー
金北山の麓に生まれ育って
【拾い読みでしたがいい感じ】ちょうど大学卒業の前後の時期、最も吉本隆明に心酔していたころのものがそろっていて懐かしい。この全集の楽しみは長女のハルノ宵子さんの思い出の短文、結婚されないで父母の最後をみとったのだ、今回は小関直という編集者の話でそうなんだぁと驚き。人間の汚い面を詳しく知って何の意味があるのかとロックミュージシャンの自伝を読み漁りながら昔から後ろめたく思ってきましたが、この全集についてはじきに還暦の歳になったんで先に逝かれ先輩の死に方(=生き方)を学ばせてもらうんだと思うようになりましたです。
2021/06/27
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