東京マッハ 俳句を選んで、推して、語り合う
東京マッハ 俳句を選んで、推して、語り合う / 感想・レビュー
アマニョッキ
知る人ぞ知る東京マッハの10年をまとめた1冊。北九州マッハのときに読友さん達と観覧に行き、永遠のNO.1長嶋有さんに初めてお会いして号泣したのはよい思い出。この本、贔屓目なしにまじでめちゃくちゃ面白いんです。なんせ毎回のゲストが豪華!谷川俊太郎さん、川上弘美さん、ほむほむ、最果タヒさん、藤野可織さん…そして池田澄子さんと村田沙耶香嬢が同じステージにいる奇跡!読書好きなら垂涎のビッグネームばかりでしょ?その皆さんが俳句を作り、選句をし、評を述べるんですよ…たまらん!面白すぎる!(コメへ続く)
2022/03/03
かふ
千野帽子氏らが公開句会「東京マッハ」を書籍化したもの。句会の楽しさを伝えているとは思う。ただここに登場する方々はプロだから俳句のレベルが高くて最初は良さがなかなかわからないと思う。東京マッハも内輪と言えば内輪なんだが、句会の楽しさは伝えている。むしろ俳句というよりも句会の楽しさだった。ただそういう仲間を見いだせない者も、俳句は座の文学という中に人間関係もあるということを知るだろう。それぞれのゲストによって面白さは違うのだが詩人の谷川俊太郎の会は斬新だった。俳句と谷川の詩の違いを見せつけられた。
2023/01/07
おおにし
長島有さんの本で東京マッハという公開句会のことを知ったので読んでみた。句会に参加してわかったことだが、自分の拙い俳句を披露する辛さ以上に、選句をするための鑑賞力が自分には無いことの方がより辛いのだ。そんな私はこの句会紙上ライブが大変勉強になった。読後、私の鑑賞力は若干向上した気がするが、今度は登場する秀句の多さに、私の句の凡庸さが際立ってきてしまった。ヤレヤレ... 特典として晶文社サイトから、出演者の句が印刷された選句用紙がD/Lできるので、これを印刷し自ら選句してから本書を読むと10倍楽しめると思う。
2023/01/31
mawaji
公開ライブ句会「東京マッハ」、いつか行ってみたいと思いながらコロナ禍でますます遠ざかってしまいそうだったところに書籍化された本書、会場の臨場感を想像しながら読みました。俳人はもとより小説家、歌人、詩人など多彩なゲストを交えたバトルはとてもおもしろくも興味深く感じられました。さすがに言葉のエキスパートたちの鋭い鑑賞力はひと味もふた味も違うのだ。千野帽子「俳句入門」も読もうと読メに登録しようとしたら10年前に既読だった事実を知り愕然としつつ読了。俳句は「挨拶」「滑稽」「即興」。夏服や切手買えたと女の子 長嶋有
2022/01/14
ありんこ
長嶋有さんが好きなので、読んでみました。回ごとに、自分が好きな句を選んだうえで、選評を読むことができる仕組みになっているところがいいですね!俳句は全然分からないけれど、西加奈子さん、村田沙耶香さん、最果タヒさんの選評なども読むことができて楽しかったです。みなさん、言葉一つ一つに対して、真摯に向き合っていて、さすがだなあと感動しました。
2022/06/03
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