消える本、残る本
消える本、残る本 / 感想・レビュー
阿部義彦
図書館本。フリーライターの永江朗さんの本や本屋に関する文章を抜粋して作ったバラエティブック。編書房(あむ書房)刊。ベストセラーを解読するとして、売れている本を忖度抜きで評しています。「こんな本が売れているのかと絶望的な気分になった。」等など。その他個性派書店の紹介も有ります。浅く広くで読みやすいがもう少し深みが欲しかったかも。
2022/11/26
読書国の仮住まい
著者曰く残る本とは単独では存在しない。 必ず誰かに影響を与えずにいられない本。 何かに影響されて書かれた本。 常に誰かに参照させる本。 つまり網状のネットワークの中の結節点として存在すると言う。 逆に何にも影響を与えないであろう本は消えていくであろう。 問題はこれらの残るべき本が手に届きやすいところにあるかということ。 オンライン書店はその受け皿となり得るし、個性派書店と呼ばれる存在は対抗措置とも言える。 いくつかの実店舗も紹介されているが、恐らく何割かは消えているだろう。 ベストセラーの書評も手厳しい。
2022/07/13
ちあき
TBSラジオ『ストリーム』でもおなじみのフリーライターによるコラム集。あとがきにもあるとおり、あえて採用した「寄せ集め」の編集方針が出版の世界の立体的な把握を可能にしていると思う。地方書店探訪記や、『別冊宝島』にダークでアウトローな記事を書いていたころの話題がとくにおもしろかった。
2009/01/28
Ayumi Shimojoh
ブランチの読書ガイド、あれの古い2000年頃のもの。16年前の本の紹介、その頃紹介されていて、今も見かける本は、やっぱ普遍性があって、当時紹介された本にも面白い発掘は有りそうだし、消える本は消えるんだろうな。景気が悪いままだから社会系は、だいたい同じテーマの本が何度も何度も出されているんだな。
2017/01/24
Cinejazz
A図書館のリサイクル本★★★
2017/07/14
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