冬至まで 上
冬至まで 上 / 感想・レビュー
冴子
初読み作家さん。あまりにも登場人物が多く、ミステリーのような人物紹介を自分で書き止めながら読むことにしました。スコットランドはおろか、イギリスにさえ行ったことがないのに、なぜか既視感があり、古びた家の台所や庭さえも知ってる家のように思えます。ロンドンやイングランドからスコットランドへ移り住むことになった元女優のエルフリーダと彼女の友人オスカー。とりあえずそこを訪ねてきたエルフリーダの従兄の孫とその姪。人間関係がややこしいので、この先どうなるか、楽しみです。
2015/01/14
rokoroko
図書館で見つけて再読。62歳の元女優のエルフリーダが妻子を亡くした67歳の男性とスコットランドに行く。「9月に」「シェルシーカーズ」と同じような構成で登場人物が次々に出てくるので少し戸惑うかもしれない。話はその登場人物がスコットランドに集まって来て上巻終了。主人公と年齢が近いだけにゆっくりと味わって読んでいきたい
2018/03/14
rokoroko
以前読んだ時は、62歳の主人公が67歳の人と旅に出ると言う設定がなじめず、また登場人物がかわるがわる出てくるのになじめなかった。私自身が主人公と変わらない年齢になり、考え方読書のスピードも変わると(読み飛ばす事しなくなった)味わい深い作品だなと思う。人の死に出会い喪失感を共有する二人の得られる幸せを下でよめるのかな
2015/03/20
プチライス
ピルチャーさんの世界が恋しくなっての再読。冬至を迎えるまでチマチマと楽しむはずが、あまりの読み心地のよさに冬至を待たずして上下巻読了。回想を経て「十月の冴えない灰色の午後」から始まる物語。「さわやかな強風のような印象を人におよぼす」エルフリーダと居心地のよい彼女のコテージ。「わたし、今じゃもう、六十二歳のおばあさんなのよ。でも一人ではないわ。退屈もしてないし、ちゃんと生きてるわ」。「気取りのない、ガッチリした石造りの家」「暖かい愛、心合う伴侶との朝夕、そして笑い」手に入れることの困難と求めてやまない気持ち
2014/12/19
よし
上巻をあっという間に読み終えた。 スコットランドに住むことになった エルフリーダとオスカー。 そこでどんな事が待ち受けているのだろうか。 下巻に期待する。
2018/04/05
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