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ミセス・プリングル

ミセス・プリングル

ミセス・プリングル

作家
ミス・リード
Miss Read
中村妙子
出版社
日向房
発売日
1999-12-01
ISBN
9784795297760
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ミセス・プリングル / 感想・レビュー

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シュシュ

このシリーズではずっと脇役だったミセス・プリングルに焦点をあてた話。他の本で読んだエピソードもまた出てきて、そんなこともあったなあと思いながら読むのも面白かった。少女時代のミセス・プリングルも興味深く読めた。家事についてはおおざっぱなミス・リードには親しみを感じる。みんなが理想的に暮らしている訳ではないが、この村にはほとんど汚染されていない空気と水があり、牧歌的な眺望がある。口うるさいミセス・プリングルにも、ジョゼフに手袋をあげるという優しい面もある。完璧な人など一人もいない。それでいい。

2019/01/22

カタコッタ

物語での脇役が意外に読者の心を掴んでいる事があるが、この本はそういった本です。私も掃除が大好き。ピカピカの状態が続くのが好き。他人に汚されてしまうと気分がわるい。(大体ミス・リードが大雑把なんです!)赤い手袋の所ではミセス・プリングルの純粋な気持ちが分かってウルウルしてしまいました。英国特有の上品なユーモアが心地良く、ミス・リードを読み始めたらやめられない面白さがありますね。

2022/09/24

chocoうさぎ

口煩いガミガミ屋で物事の悪い面を嬉しそうに話すミセス・プリングルについに焦点が当たった一冊。プリングルさんってモードって名前だったのね。少女時代のプリングルさん、どんな家庭で生まれ育ったのか、どんな家庭を築いているのか、その謎が解けた。不平屋だけど掃除婦としては一流の腕前で、時々優しい気持ちも見せるところがあり、どうしても嫌いになれない。ミセス・プリングルが出て来ると、騒動の予感がする。独善的で悲観的ながら働き者のミセス・プリングル。どんな人も広い心で受け止めている村の人々の存在も温かい。

2021/09/22

なめこ

ミセス・プリングル、愛想はなくて頑固者で口うるさいけど手袋の話を読むと憎みきれない人だなーと思う。こういうおばちゃんいるいる。時代も国も違ってもそう思えてしまう不思議。挿絵も雰囲気によく合っていて好き。

2017/04/16

うさぎ

不機嫌なミセス・プリングルはなぜか嫌いになれないです。手袋の所を読んだら特にね。

2014/05/03

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