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謝々!チャイニーズ

謝々!チャイニーズ

謝々!チャイニーズ

作家
星野博美
出版社
情報センター出版局
発売日
1996-01-27
ISBN
9784795820227
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謝々!チャイニーズ / 感想・レビュー

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itokake

語学力があると旅行はこんなに面白い。「転がる香港」につながっていく話もある。これがデビュー作か。すごい。人との出会いを大切に、そして幼少期からの中国愛を持って中国人の大きな懐に飛び込む。通りすがりの旅行者(星野さん)を気軽に家に招待する中国の普通の人々。精一杯のおもてなしをし、別れる頃には「あなたは私の娘」という。一方、日本への渡航を試みようとするしつこい人やむき出しの好奇心で接近する中国人も。出会った人々のその後が「おわりに」で触れてある。この後どうなったのだろう。いつか旅を再開してほしい。

2021/12/07

れもん

旅先で出会う人々とのエピソード、筆者の心情に自然と自分をシンクロさせられる。生き生きとしていて、素直な文章。「様々な中国人の生きる姿を通して、生きる実感を伴いながら生きるためのヒントを与えられた。」あとがきのこのことばがまさに感想そのもの。でも、それは筆者の視点と文章があってこそのもの。

2011/12/14

hiratax

(旅行先)(再読)感想が追加できないので単行本版を追加。文庫版を持参、広州の地下鉄で読んでいると隣の少年が覗きこんでくる。本書にも描かれるメモや本を覗きこむ中国人の特性だ。表紙を戻し「謝謝」の部分を指でなぞると少年はニヤリと笑った。中国人と日本人が、お互いの言葉を解せない場合、漢字を書いてコミュニケーションを取る。相当奇妙な行為ではないか。中国語と日本語は言語学的に全く別のものである。メモの<悪意なき>覗きこみ、は本書で知らなければ奇異に映っていたと思う。彼女が旅したのは20年前なので風景は一変している。

2013/08/13

尾張こまき

近頃、日本の外に出て現地のフツーの人と話したりした機会もないのにやたら韓国人は!中国人は!ってトゲトゲしてる人たちが余りに多いから、一度外に出て一般庶民の人と交わってみたらええのでは・・?と常々思ってたので喝采。うちらと全然違うと思ってた人たちとわかり合えた瞬間て宝(そして中毒?)。著者は中国人のバイタリティに惹かれてるようですが、結局資本主義の行きつく先は同じでは、、と思わされてしまいました。システムに飼い慣らされた日本人はダメで、本能のままに生きる中国人は素敵!みたいな紋切り型のあとがきが残念~

2013/04/20

zaki

中国の人たちの考え方がうかがえて行動に納得した。夢、そして欲望は大切ですね

2010/10/15

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