京極夏彦読本超絶ミステリの世界
京極夏彦読本超絶ミステリの世界 / 感想・レビュー
Tanaka9999
1998年第一刷、情報センター出版局のソフトカバー本。この本も謎本の類かとおもったが、解説書。しかし、入門書的な役割をもいれようとしてなんだか分からないものになっている。「テキストを精密に読」んで解説、評論しようというのなら、多少のネタバレを恐れずに必要な引用か最低でも筋を紹介すればよいのに、出していない。そこで論じている内容があやふやになってしまっている。悪くみると作者もよく分からずに書いているのではないか、とも思えてしまう。
2022/05/18
しゅう
イマイチ。C
2018/06/11
c
懐かしい本。最近京極作品を纏めて再読した勢いで、この本も再読してみた。「北米探偵小説論」は傑作だし、「エイリアンネイションの子供たち」辺りも好きだが、この本は当時京極夏彦のメイン読者層だった10代20代女性を意識しているのか、もともと口語的な文体が更に軽い。そのため、いつも以上に論旨の整理より直感的な閃きを優先しているように見える。ただ、本の刊行は1998年だ。京極のデビューから五年も経っていない。巷説百物語シリーズの達成も、百鬼夜行シリーズの迷走もまだ先の話。作家の底が割れていなかった時代と言っていい。
2015/10/31
こすも
久しぶりに京極を思い出した。
2010/06/28
kanamori
☆★
2012/09/22
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