長男の本 (エビデンス選書)
長男の本 (エビデンス選書) / 感想・レビュー
る-さん
著者が長男ということもあって、正直なんだか『ご苦労、お察しいたしました』といった気持ちになった。家父長制度も薄れ、長男贔屓とは言えなくなった時代が訪れても尚、長男とは色々背負っているものらしい。私は男ではないが三人兄弟の長子のため読んでいて所々当てはまるところがあり、長男に限らず長子とはそういうものなのかもしれない、という感じもした。こういった長子の本は見掛けるが次子以降の本をあまり目にしない辺り、長子とは目に見えぬ苦労をどこか訴えたい、という気持ちに飢えているのかもしれない。「世の長子よ、強くあれ。」
2014/08/02
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