家畜人ヤプー 改訂増補復刻版

コキア

30年ぶりくらいの再読ですが、 日本神話を引用しているところがリアルだったり 未来の科学の発展の様子や人体改造の発想には目を見張る。 綿密に計算された洗脳、調教方法は信仰だったのか… 女性視点で読むとなかなか気持ちがいいのは否めない。 何に加工して使おうか目線で男性を見ちゃいます 今読んでも海外ディストピア文学に負けていないと思う。感動すらした。 島田雅彦の解説も面白かった では後編へ。

2023/11/01

lovekorea

久々に「ぶっとんだ」小説を読んだ気分になりました。舞台は芥川龍之介『河童』と映画『猿の惑星』をさらにパワーアップ？させたような感じ・・・でしょうか？？ まあ、とにかくいろいろ驚かされた本でした。

2013/05/30

ﾈｺ永

マゾヒズム文学の傑作として評される本作ですが、私としては溢れんばかりのペダントリが堪りませんでした。物語の筋立てに関係の無い挿話や用語解説が多いのには一寸辟易しましたが、作者の情熱がひしひしと伝わってきて面白くもあります。話が進まないのでこの後どうなるのかが大変気になります。主人公の麟一郎はまだマゾに目覚めないうちに話が終わるわけですが、クララのほうはだいぶサディストになりつつあるので、マゾヒズム文学というよりサディズムのほうに傾いているのではとも思うのですが、私が女だから女性キャラクターに感情移入してし

2012/05/02

虞蒙もしくは風船猫

SFで、SMな小説。結構エグい状況も出てくるので、万人受けはしないかも。

紅柳リリー

ダメになったダーリンの旅立ちの際にプレゼントした本。身分を性別に置き換えて、身分違いの愛情と同身分の恋愛は同時進行できると伝えたかった。 吐き気を催さず完読してくれたかしら？

2011/07/14