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いじめてくん (バーガーSC)

いじめてくん (バーガーSC)

いじめてくん (バーガーSC)

作家
吉田戦車
出版社
スコラ
発売日
1991-05-01
ISBN
9784796241083
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いじめてくん (バーガーSC) / 感想・レビュー

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トリオネア

酷い話だw笑ってしまうw

2020/01/19

nao1

いじめてくんはとてもいい表情をしている。いじめられているときのおどおどした表情はいじめた人をどす黒い快感に陥れる。こんな弱弱しい見かけだが、いじめてくんは殺人兵器とも言える爆弾そのもの。いじめた人を恨んだりもせず、ただ突然爆発して相手を殺傷する。いじめてくんを作ったのは軍人だ。戦争は軍人にまかせ、いじめてくんは普通の人として生きてほしいと言う。いじめが必要のない人のココロがあれば、いじめてくんは爆弾として生きなくてもいいのである。

2017/07/08

ごみくず

★5.1991年5月第一刷発行。元は作者の連載作品「戦え軍人くん」出演の爆弾ロボのスピンオフ。テーマは人間の嗜虐心、そして宿命。主人公は無性に嗜虐心を煽る容姿をしており、打撃や臭気等で苦痛を受けると爆発。しかも何度でも爆発が可能。しかし自分の意思と感情を持ち人間の言葉を話す。最初は爆発シチュエーションの話だったが次第に能動的に行動し自分の宿命から目を背けず前向きに生きていくという良い話。同時期の人気作品「甘えんじゃねえよ」からみっちゃんのママとみっちゃん、いじめて君の片想いの相手として火星田マチ子が登場

2023/09/18

よわむし

吉田戦車には「毒」がある。それは吉田戦車の作品を読んだ誰もが感じることであろう。ただ作品によってはそれがうまく隠れてしまっている物があるが、「伝染るんです」と同じくらい毒を含んだ作品となっている。だが、この作品の中には、毒と同時に、希望と優しさが含まれている。この作品を書きながら、いじめてくんが成長すると同時に、作者も進化していった過程がうかがえる。出足は非常に薄暗い印象を覚えるが、読み終えると不思議とさわやかな気持ちすら心に残る、吉田戦車らしい作品である。

2014/01/24

Kavi

こういう不思議な人物設定や背景で物語を表現する場合、漫画という手法以外では考えられないなと、改めて思う。小説でも、映画でも無理。漫画だから面白く読める。こういう発想って、日本独特なのか?2020年の東京オリンピックに向けて、日本を褒めちぎる番組が増えてるけど、こういう漫画が海外の人にはどう映るのか聞いて欲しい。

2015/03/10

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