孤島の鬼 朗読CD付 (海王社文庫)
孤島の鬼 朗読CD付 (海王社文庫) / 感想・レビュー
のせ*まり
これでもか!ってほどに色々なジャンルの要素が入った小説。読書の醍醐味を味わうことのできる最高のエンターテイメント小説。妖艶で、不気味で、それでもページを捲るのがやめられない。最後が上手く行きすぎな気がする分、道雄さんだってもっと幸せにしてあげてほしかった、、一冊で何冊も旅したような気分に浸るのとのできる小説ってなかなかないと思うのです。宮野真守よ、最高の出会いをありがとう(笑)
2016/10/12
りんご
図書館で予約したところ、おしゃんてぃな表紙&まもたんの朗読CD(シングルCD)っていう、ありがたいやらもやもやするやら。 まもたん聞きたかったですが、シングルのCDって今どうやって聞くんじゃろ。CDラジカセか。なつい。 それはそうと、内容は江戸川乱歩先生て感じ。 後半はようやくちょっとはらはらしました。
2017/12/21
はるサン
江戸川乱歩初読み。愛と憎悪と執念が入り乱れ、まさに狂気の沙汰。最後の最後まで諸戸の哀しくも一途な想いは届くことなく、諸戸もまた丈五郎の怨みつらみが創り出した狂気の一つだったのだろうか。読み終えてから表紙を見るとさらに鳥肌が立つほどに、美しいです。実は付属の宮野真守の朗読目当てに購入。諸戸の長年に渡り募り積もった想いを、妖しくも匂い立つような声色で表現していて流石です!感想トークで名探偵コ〇ンに触れているあたりは予想通りでニヤニヤしました笑
2016/08/10
sui
104。海王文庫朗読シリーズ第18弾。相変わらず、読んでいていい気のしない話でしんどくなった…。誰にも感情移入出来ないのに、やっぱりラストの一文にはどうしようもない切なさを感じてしまってやるせないです。朗読CD、今回の朗読者は宮野さん。宮野さん好きだし上手いと思うのだけど…この作品には少し合わないかなという個人的印象です。もっと、野太いというか、低音ボイスの方に読んでみてほしかったかなー。いや、宮野さんはそれはそれで良かったですけども!(笑)
2018/12/30
パイセン先輩
読み終わったぜー!孤島の鬼!鬼太郎誕生よりも古い時代の話しだからその時代は障害者に対して現在とはまるで違う扱いだよね。書きぶりも時代を感じるよね指がないだけで低能者!だと書いてあるし。不適切にもほどがある!おそらく実際に丈五郎みたいな人いたんだろうなって思った。世の中に恨みを持っている障害者なんていまも昔もいるけど昔ものほうが断然多いと思う 。BL要素が少し入ってたけどそのあたりはとってもよく書かれてて良かった!最後まで諸戸は蓑浦くんが好きだった、怖いくらいにでも本当に愛していたんだなーっとも思えたよな。
2024/03/05
感想・レビューをもっと見る