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四日間の奇蹟 (宝島社文庫 347)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫 347)

四日間の奇蹟 (宝島社文庫 347)

作家
浅倉卓弥
出版社
宝島社
発売日
2004-01-01
ISBN
9784796638432
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四日間の奇蹟 (宝島社文庫 347) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

第一回「このミステリーがすごい」大賞・金賞受賞作。きっかけは、たまたま本屋で見かけて気になっただけだった。脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事はどこかで作られた話だと思いながら、いつの間にか浸っていった。ある意味、癒しが欲しい時に読むとよいと思う。

ちょこまーぶる

面白かった。さすがミステリー大賞受賞作ですよ。突然のアクシデントで命耐える寸前の生命が、他の肉体に入り込み人生を整理するという一見非現実的な話ではあるが、読み進むうちに実際に起こっていても可笑しくはないだろうなと思わせるだけの作品であったと思う。ピアニストの道を閉ざされた主人公と特殊な能力を持っている千織の今後の人生はどのようなもので、千織がどんな大人になっていくのかが楽しみに思える。

2012/11/20

bunmei

友達に薦められて、初読みの作家さん。14年も前の作品で、映画化もされたんですね。愛しさと切なさが込み上げてくる作品。自分的には結構、入り込めました。前半の発砲事件と後半のヘリコプター事故によって物語は大きく変容。前半は、啓輔と千織との戸惑いと切なさが全面に溢れてました。後半は、最近、流行りの魂の入れ替わりのファンタジー。生と死の狭間の中で、死への恐怖と葛藤、生への未練、愛することを千織の姿を借りた真理子の素の気持ちがストレートに届いてきました。DVDを早速レンタルして、映像でも観たいと思います。

2017/10/21

zero1

奇蹟とはなにか?多くの人は普通には起こらないことを思い浮かべるだろう。しかし、私は真理子の存在こそ奇蹟ではないかと考える。つまり奇蹟は我々の近くに多く存在している。問題なのはその奇蹟に気がつくか否か。指を失ったピアニストと障害を持つ少女は奇蹟の中にいた。【このミス大賞】として知られる作品。ある有名作品に似ていると気がついた方は多いはず。それでも、この作品の価値が落ちるわけではない。らしくない【このミス】だが大切なのはジャンルではなく【優れた作品か否か】だ。前に読んだ本を登録。

やっさん

★★★ うーん、これは・・・秘密!

2021/07/20

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