新装版・クーデター (宝島社文庫)
新装版・クーデター (宝島社文庫) / 感想・レビュー
AICHAN
図書館本。能登半島の海岸に十数人の武装集団が上陸し、駆けつけたパトカーが銃撃され爆破された。続くパトカーも、さらに機動隊も一瞬にして駆逐された。その近くには原発がある。巨大宗教団体と手を組み票集めに余念がない総理は、次の選挙への影響を考えて自衛隊を出動させることを迷う。東京ではアメリカ大使館と警視庁が爆破される。次の標的は原発か? 目的は何なのか? 能登、金沢、東京、千歳、ニューヨーク…。物語は次々と場面が切り替わり映画のように展開する。分厚い本だが、ぐいぐいと引き込まれて一気読みしてしまった。
2016/05/16
Kobakampan
日本人の平和ボケした危機感のなさと、政治に対する強い批判。リーダーシップがなく、目標と明確な期限が決められていないということ。国家に対する批判のような気がした。
2015/05/05
aoi
クーデターが、日本で起こったら 絶対に適切な判断なんてでくる日本人なんていない。
2014/06/23
シロマック
今の日本人が真剣に考えなければならないテーマでありながらクーデターと言う非現実行動でそれを訴えるフィクションとして読んだ。フィクションストーリーとしてはハラハラする面白さであった、そして郡山修次という蟻の一穴から計画が破綻するが、もしこれがなくてもクーデターとしては失敗したと思う。「この国は腐っている」という龍陽教教主の言うこともある程度は当たっているかも知れないけど全体的には戦前、戦後に比べて遙かに良くなっている。日本も捨てたものでもないと思っている。良い方向に少しずつ行くのが良い。
2022/09/25
Hiroki
朝霞図書館 ★★★★
2019/04/21
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