名前のない女たち 2 (宝島社文庫)
名前のない女たち 2 (宝島社文庫) / 感想・レビュー
ありちゃん@道東民
まさに、女性の性と生のルポでした。たまたまブックオフで目について100円ならいいかなって思ってなんとなく買って読んでみた所が正直な所でした。アダルトビデオの世界に飛び込んだ女性達のインタビューがメイン。理由は様々だけど、根底は同じ。母親に売られたように風俗に身を落とした女性がいたり、そうかと思えば、親御さんの借金を返してあげたくて頑張る女性もいたり、性を売りながら「生きている」。だが、今は、女優志願者も多く、激安のギャラで出演することになる。私は、女性だからか、ただ、哀しいと思ってしまいました。
2016/04/05
ジョニーウォーカー
―けっこうビデオ出てるんだ?「スカトロとか」 ―休みの日とか何してるの?「スカトロー」 ―このまえ現場で酷い目にあったんだって?「すごい楽しかった」 ―楽しくないでしょ。監督に殴られたんでしょ?「うぅん。スカトロした。すごい頑張ったから」……もうコミュニケーションが成立してないし人間自体が壊れかかっている。妊娠7ヵ月でAVに出る子、結婚式の翌日にAVに出る子…そりゃ個人の人生だからどう生きようと勝手かもしれないが、それでも思わずにはいられない。ねぇ、なんでそんなに馬鹿なの?
2010/01/27
小鈴
単体ではなく企画もののAV女優のインタビュー集。AVインタビューものとしては永沢が有名だが、私は変な感情移入(オヤジ的な同情心)がない分、永沢よりも著者のインタビューの方が好きです。著者とともに彼女達の人生を本という形で消費する。しかし、このインタビュー順はどうだろ?四十過ぎの風俗勤めの女をラストで飾ったのは甘っちょろくないですか? 構成は1の方がよい。
2009/06/23
たわし
ブランド品を持っていて生意気だからという理由だけで、一般人を誘拐し車で足を潰したような人までも、最終的には金のために体を売るという驚愕の事実。
2012/10/18
まーしゃる
順序は違えどシリーズ4冊を全部読んだ。相変わらず悲惨な話ばかりでさすがに食傷気味。でもどこまで真実かは置いといて、やはり読んでいて面白いので、そのうちまた興味が出たら新シリーズも読もうと思う。
2015/03/26
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