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君の名残を (上) (宝島社文庫 487)

君の名残を (上) (宝島社文庫 487)

君の名残を (上) (宝島社文庫 487)

作家
浅倉卓弥
出版社
宝島社
発売日
2006-01-01
ISBN
9784796650755
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君の名残を (上) (宝島社文庫 487) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

大好物の予感しかしない!現代の高校生3人が突然平安時代にタイムスリップ。平清盛が権勢を誇りこれから源平の激しい争乱が勃発していくという歴史の狭間に落とされた3人が、その時代の主要人物となり活躍する不思議な設定。読ませる!読み手が平家物語の風景の中に放り出されたような感覚で、私のように教科書レベルの知識しかない者にも、時代が大きく変わる転換期の息遣いや動静がリアリティを伴って迫り来る。未来を知る者だからこそ齎せるパラダイムシフト?謎の人物の影が物語に厚みを持たせる!3人が送り込まれた理由は?意図は?‼️🙇

2024/05/30

とん大西

…いやぁ、面白い。超どストライク。普通の学生だった友恵と武蔵と志郎。嵐の夕暮れ、何故だかタイムスリップ。緋色の雷光が彼らから普通の青春を奪い去る。先ずは友恵。目覚めれば心優しき少年武将が駆る馬上。時は平安末期。京では平清盛が君臨し、畿内各地は盛んな源氏の残党狩り。偶然か必然か、友恵と少年武将の数奇な出会い。武蔵は?志郎は?青春という言葉が碎け散るほど源平争乱のカオスが彼らを惑わす。時に優しく、時に酷く。エンタメ、ハードボイルド、死生観。史実を絡ませながら次々と繰り出される仕掛け。いやぁ、面白い。下巻へ!

2018/04/21

たいぱぱ

高校生が平安時代末期にタイムスリップする。これだけ見るとティーン向けのライトノベルみたいだが、おっさん夢中になってました(笑)!夢枕獏さんの大好きな作品『宿神』によって、この時代の知識がなんとなくあったおかげで楽しめた~!えっ!?あの巴御前!?あっ!まさか弁慶!?この静は静御前になるのか!?あの文覚やんかー!袈裟もいる!などなど読んでて「!」「!?」マークのオンパレード。ただ北条四郎(義時)だけは誰?となってしまった(笑)。でもこれ悲運確定ストーリーだよな・・・。めちゃめちゃ面白いけど下巻読みたくないな。

2020/10/23

bookkeeper

★★★★☆ 再読。高校生友恵と武蔵は落雷に巻き込まれタイムスリップしてしまう。時は平安末期。貴族社会から武家支配へ、歴史の大転換を成そうとする"時"の意思によるものだった。  木曾義仲・源義経-いっときだけ輝きを放ち、役割を終えて散っていく歴史上の人物。その傍らで愛する人や尊敬できる友の未来を知っていて、なお支える事が出来るか。重厚で骨太、でも切なくて泣きたくなります。皆信念や理想を持って必死に生きていますが、どこか儚くて虚しい。下巻は源平合戦!「けれどこの人生の中で、私は彼らを皆ずっと愛して来たんだ」

2021/10/17

goro@80.7

再読。タイムスリップしてしまった高校剣道部の「武蔵」と「友恵」そこは平安末期。必然なのか別れ別れになった二人は歴上の人物と重なり戦国の世をもがきながら生きる。やっぱり面白い!朝倉版「平家物語」異聞。どこで出逢うのか?すっかり忘れてますが怒涛の下巻へ突入です。

2018/11/28

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