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作家たちが読んだ芥川龍之介 (別冊宝島 1385)

作家たちが読んだ芥川龍之介 (別冊宝島 1385)

作家たちが読んだ芥川龍之介 (別冊宝島 1385)

作家
芥川龍之介
北杜夫
出版社
宝島社
発売日
2007-01-01
ISBN
9784796656771
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作家たちが読んだ芥川龍之介 (別冊宝島 1385) / 感想・レビュー

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水零

彼はいつだって、僕らの理解者で、謎で、目標で、明日の己の影だった。私は彼の作品に触れる度、思い出す。彼は私の「衝撃」だった。高1の時、授業で出会った『羅生門』。物語がハマったのか、先生の授業が上手かったのか。たぶんきっと、どちらもで。ノートに必死に書き込んだ、物語中に張り巡らされた伏線に感嘆し、物語の結びに痺れた。あぁ、この世界をもっと浴びたい。その日を境に目覚めた文学の灯は、時に細くなりつつも今もなお心の何処かで灯続けている。小難しそう。昔の話だし。見え難いだけで本当は。私達の心の1番近くにいるのにね。

2018/10/10

kaizen@名古屋de朝活読書会

芥川賞作家は芥川龍之介を読んでいるのは当たり前として, 何人芥川龍之介を超えられたのだろうか。 自分が超えたと宣言する人がいても良かったのではないだろうか。 芥川賞を取った人だけが使うことができる文句だと思う。 北杜夫、赤瀬川原平は、芥川龍之介より好きかも。 他の作家は読んでないので、芥川龍之介を何人超えたか分からない。

2013/04/15

しょうこ

飲めないウイスキイでも飲むようにちびちびと読みました。それは敗北の味のする・・・と言いたいところですが、短篇ごとに変化させてある虹色の文体・技術にこちらが白旗をあげたくなりました。10人の芥川・直木賞作家たちが芥川をどう読んだか、自分のそれと比べながら楽しめます。

2010/05/23

チリドック

何気なく本屋で作家の感想を読んだら 大きい字だし(笑)作品を一気に読みたくなった。 魔術がまだ読んだことがなく、おもしろかった。

satoshi

10人の作家が選んだ芥川作品17篇と教科書に載った作品3篇を収録。大半はすでに読んだことがあるけど再読。今回初めて読んだ作品の中で一番面白かったのは「歯車」。おもしろかったというか凄まじかった。ふと見た光景から妄想が始まり、その妄想の中に現れたものが現実につながり、それが延々と繰り返されて脳の内と外の区別がつかなくなっていく。こんなものを抱えていたら芥川でなくても、誰だって長くは持たない。でもそれをこうして形にしたということはものすごいことだ。

2011/02/27

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