のはなし
のはなし / 感想・レビュー
KAZOO
沢木耕太郎さんのエッセイに載っていたので手に取りました。私は名字からするとてっきり鹿児島の人かと持っていましたが、江戸っ子で元落語家を目指しておられたようですね。時たまテレビでお見かけしたことがあるのですが、このような楽しいエッセイを書かれているとは思いませんでした。短い2~3ページできちんと笑わせてくれるのは落語をやられたからでしょうか。アイウエオ順に題名が「・・・のはなし」となっています。4冊出ているのですべて読んでみようと思っています。
2022/04/24
あちゃくん
ここんところ伊集院さんのラジオが気に入ってしまったので、文章も読んでみようと思い手に取りました。気楽に読めるライトなエッセイで面白かったです。やっぱり伊集院さんは物を見る角度とか、人とはズレてはいるんだけど、ズレ過ぎていないところがいいんだろうな。最後の方に出てきた楽太郎師匠(現円楽師匠)とのエピソードがよかったです。
2015/05/06
まるほ
先日読了した『名著のはなし~』で著者の語り口を気に入り、この本を手にしました。▼元々はメールマガジンで配信していたコラムをまとめたもの。1編2~3頁の小話が、アイウエオ順に82編。▼著者のラジオは未聴ですが、トーク力のある方とは認識していました。その期待を大きく上回るおもしろさ!元噺家出身ということもあるのか、何気ない言い回しもとても面白く、各話すべてオチもちゃんとつけていて、勢いそのまま一気に読了です。▼最高の“気分転換本”です。こりゃ続刊も続けて読むしかありません。
2022/05/06
Take@磨穿鉄靴
伊集院のエッセイ的な作品。それなりにボリュームがあるのにどこを切り取っても面白い。あとがきに倍以上ある話から絞り込んだらしい事が書いてあったけど選別から漏れたネタも読みたくなる。声を出して笑う事もあった。ちょっとしんみりする話もあった。お父さんのシャンプーの話とか。人に薦める類の本では無いけど疲れた頭をリフレッシュしたい時にまた読む。続編も楽しみ。
2024/04/07
ゆか
すずらん~で見て。伊集院さん本出しているんだ~と思って読み始め、ん?私、これ読んだことある!ところどころ、思い出しながら読了。好きなところは、談志師匠に会ったときのエピソード。「決して埋まらないであろう差がわかったんで、辞めました(落語家を)」という伊集院さんに対し「うまい理屈が見つかったじゃねえか」と師匠。「人間なんてものは今までやってきたことをただ理由なく辞めるなんざ、カッコ悪くてできないもんなんだ。その理由なら自分にもよそにも理屈が通る。本当の所は嫌んなるのに理屈なんざねえわな。」というお話。
2014/08/20
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