ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) / 感想・レビュー
とら
文句無しに面白い!けれどそこまでミステリではない。容疑者を二人に絞ってあとはDMAと呼ばれる、これまた凄い...これ使えば犯人分かる!ってくらいの代物を使って事件解決。成り行きにまかせた感じ。でも今作もあるいは前作も、キャラクターや言葉の掛け合いやストーリーが興味深く読んでいたのはあったので、問題無く面白かった。「自分が想ったことを歌声にのせて相手に届けることが出来る」ってもうファンタジーじゃないですか!wでも素敵だと思う、本当にできたら。ん?何だかんだで続きを読みたい自分がいる!w海堂ワールド恐るべし。
2012/11/03
青葉麒麟
この作者は本当に渾名をつけるのが好きな様子。良い歳こいた大人が良い歳こいた大人を二つ名で呼んで恥ずかしくないかね?小夜や冴子の歌っている時の描写も何だかドラマチック過ぎて引いた。なんなんだろうね?どうやら私には合わない作者のようです。
2013/08/11
kishikan
メディカルエンタテイメントシリーズ(と出版社は言う)第2弾!今回は小児科医療の看護師がメイン。「チームバチスタ」があまりにも華やかだっただけに、この作品は少し物足りなさを感ずるかもしれないが、僕としてはジェネラルと同時進行の仕立てという面白さがあった。ただ、共感覚(シネスセジア)という部分は、医学(科学)というよりSFライクな面があり、メディカルサイエンスという面が薄れてしまったの残念。後半の白鳥・田口コンビはやはり面白い。螺鈿に登場の姫宮の予告もなされ、シリーズ後発への仕込みが鋭い!
2009/08/24
まゆちん
後半はロジカルモンスター、もといダンゴ親父の登場でヒートアップ。元々フィクションなので歌がカギを握るという話もまぁアリかな。始めは加納と白鳥のやりとりに大爆笑し、最後はしっとりと物語が幕を閉じる。小夜の正体が今後のシリーズに影を落としていくのか?ただ、アツシ、瑞人、由紀が子供ではあるけれど、大人よりずっとかっこいい。しかし、バッカスってすごいヒーローだなぁ。。。よく考えてあると思うw
2014/04/20
hiro
海堂作品は映画・TVドラマから入ってほぼ読んできたが、何故か初期の三作は読んでなかったので、『ブラックペアン』のドラマ化に合わせてこの本を読んでみた。ミステリーとしての期待は、残念ながら裏切られた。しかし、田口公平は伊藤淳史、白鳥圭輔は仲村トオルに自動変換されるが、あの個性的な桜宮サーガのメンバーと再会できるメディカル・エンターテインメントとしては、大変面白く読むことができた。未読の『チーム・バチスタの栄光』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』、そして新刊の『玉村警部補の巡礼』を読もうと思う。
2018/06/10
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