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涙の理由

涙の理由

涙の理由

作家
重松清
茂木健一郎
出版社
Takarajima Books
発売日
2009-02-07
ISBN
9784796664417
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涙の理由 / 感想・レビュー

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さおり

重松さんも茂木さんも好きなので読んでみました。私、「泣いた赤鬼」を何冊も持っていて、あれを読むと必ず泣くのだけれど、重松さんも同じと知り、だから重松さんの本で泣くのかなぁと思った。興味深いことがたくさん書いてあっておもしろい本だったけど、セカチュー(及びあれで泣く読者)がそこまで言うかと思うほどディスられてました。そして、自分だけの涙、かぁ。読メをしててわかったことだけど、どうやら私は人が泣かないとこで号泣するし、みんなが泣くとこでしれっとしてるみたいなので、良いんだか悪いんだか現代人らしくはないのかも。

2019/09/07

ポテチ

再読。涙がポピュラーなものになりつつある現代。某有名漫画で泣けないからって非人間的ではないのだ。パーソナルな涙には人生が濃縮している。

2020/03/16

「涙」について対談でこれだけ難しいことを話している茂木さんと重松さんがすごい。ただただ感情の表現の一部として「泣くこと」「涙」があると思っていたけれど、違うみたい。「自分のための涙」という考え方になるほど、と納得した。様々な努力や葛藤や、過程があって流す涙が自分の中には1回しかないなあとちょっと残念。漫然とではなく、もっとちゃんと生きないといけないな・・・

2016/12/15

大門寺豪徳

最近泣いてないなと思ったことがきっかけで古書店でたまたま見つけて購入。もっとシンプルに涙を語るのかと思ったが、結論にいくまでの対話が広がり涙の深さというか泣くことのプロセスというか、今まで自分が流した涙はどうなんだ?と分析しだしてしまった。途中で何だかもっとシンプルに泣きたいときに泣けばいいんじゃないかと思ってきたが最後まで読むと、結論までの対話の大切さが少しわかった気がする。もう少し勇気を出して色々経験して自分だけの忘れられない涙を流せたらいいなと思う。きっとその時の涙はかなりしょっぱいだろうな。

2015/06/21

chimako

「何にでも理由付けしなくてもいいんじゃないの?」と感じながら読み始めましたが、最終章はとても興味深く拙い読者である自身にも思い当たることが多く「なるほど」でした。喜怒哀楽が薄くなっている(重松氏は弱くなっていると言っている)のは感じていた事でもあるし、横書きの同じ事ばかりか書かれている小説を読んで「めっちゃ泣けた」という中学生を見ていて、人生の経験値がすごく低くなっているなぁと思っていた矢先のこの一冊。自分だけの涙を流すことができる大人にならなければと痛感した次第であります。

2013/07/07

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