イラスト西洋哲学史(上) (宝島社文庫)
イラスト西洋哲学史(上) (宝島社文庫) / 感想・レビュー
たか
書名にイラストと付いてますがイラストはそれほど多くはない。入門書としては十分な内容です。
2016/12/05
えふのらん
小阪修平読書会にて。上巻はタレスからトマス・アクィナスまで。平易に記述しつつ形而上学に絞る等の単純化をせず、できるだけ多くの分野について紹介している良心的な本。プラトンやアリストテレスをイデア経由の政治哲学者として語っている概説書はこの本くらいなのではないか。近代哲学を重視しているためか、かなり中世哲学について省かれているのが気になるが、それを除けばかなりバランスのとれた本だと思う。東大中退でかつ全共闘とか経歴からものすごい異臭がするが、読んでいるうちは全然気にならなかった。
2014/07/14
Hideki Ando
30年前の本だとは思えない。上巻では古代ギリシャ哲学の完成と近代哲学の直前である神学まで、体系的に解説がなされている。注釈が良い感じに軽くて面白い。
2014/07/05
kota
上巻は哲学の始まりからアリストテレスまでのギリシャ哲学を描く。最初の哲学者は世界(コスモス)の根拠(アルケー)を問うた。タレスは「万物は水である」と。ピュタゴラスは眼に見えないもののうちにアルケーを求めた。ソクラテスとプラトンは世界のアルケーをイデアと言う。アリストテレスは偉大なのはなんとなくわかるが、偉大であることのアルケーは私にはまだ理解できていない。ひとまず、イデアあたりを説明できるようになると、哲学入門の扉を開いたと言えるようになるのだろうか。なんとなく哲学に興味が湧いている。
2018/10/17
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