天地驚愕のミステリー (宝島社文庫) (宝島社文庫 C お 1-1)
天地驚愕のミステリー (宝島社文庫) (宝島社文庫 C お 1-1) / 感想・レビュー
bluemint
意外すぎるトリックや偏執的な凝りようの文章を持ったミステリーが、自分ではバカミスだと思う。最近では少しぐらいの意外性では読むほうも満足できなくなり、作家は期待以上のものを突き付けようとして、ますますバカミス度が高まる。ここではそんなジャンルの4編を収録。泡坂妻夫ばりの「失敗作」が短編ながら努力が微笑ましい。「乙女的困惑」はドタバタで楽しいがオチがない。「半熟卵探偵」が最もしっかりしており意外性もあった。ただし、バカミスの名作と比べると全て小粒。巻末の解説を読んだら山田風太郎を読みたくなった。
2019/07/15
yamakujira
バカミスの名付け親が編んだ4編のバカミス集。4作中3作は書き下ろし、つまり本書のために原稿を依頼したらしいけれど、依頼しちゃうと出来不出来に関わらず収録しないといけないよねぇ。バカミスって、犯罪内容がくだらなかったり、推理の論理が破綻したり、笑えたり呆れたりするような作品のことかと思っていたのに、こんな広汎な定義だったのか。勝手に想像していたバカミスで息抜きしようと考えてたので「失敗作」以外は期待外れだった。いや、どれも駄作じゃないミステリーだとは思う。駄作を期待してたってことだから。 (★★★☆☆)
2015/09/23
山田太郎
船越さんがばかばかしくてよかった。小山さんの暗黒史が一番面白いと思います。山田風太郎読みたくなった
2009/08/15
エチゴヤ
山田風太郎が読みたくなりました。
2013/12/18
のっち
☆☆☆タイトルに惹かれ、ブックオフにて購入。バカミスばかりを集めたアンソロジー。意外と四作とも自分は面白く読めたな。巻末の「日本ミステリー暗黒史」も興味深かった。
2013/02/27
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