新装版 逃亡作法 TURD ON THE RUN (下) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C ひ 1-6)
新装版 逃亡作法 TURD ON THE RUN (下) (宝島社文庫) (宝島社文庫 C ひ 1-6) / 感想・レビュー
森オサム
下巻読了。上巻よりはマシで有ったが、やはり好みの作品では無かった。登場人物に感情移入出来るキャラが居なかったのが大きいが、セリフや比喩が下品過ぎてね…。そもそもの物語の設定や、終盤の展開やラストは悪くないです。キャラや世界観が違えば楽しめるかも、他の作品を読んで見たいと思いました。
2020/05/26
ゆのん
あまりヤクザとかギャングとかを題材にした物語は好きではないが東山彰良の書くのは何故かはまり込んで読んでしまう。もちろん清く正しく生きてる私には共感は出来ない。それでも読んでしまうのは一つには東山彰良の用いる比喩がとても好きだかだと思う。一旦、本を膝に置いてその情景を想像するととても美しい時が多々ある。殺伐とした内容の中に一服の清涼感とでもいうのか、その感じが好きでまた自分の好きでは無いギャングやヤクザなどのアウトロー物でも読んでしまう。
2017/12/02
Mayumi Hoshino
永江朗さんが以前別のところで仰ってた「処女作には作者のすべてが詰まっている」を思い出した。って東山作品を読むのはこれで二作目、このデビュー作と最新作「流」だけだが、奥底に流れる等しきもの、を感じたのだ。疾走感と猛々しさのバランスかな。誰が喋っているのか・誰がしている行動なのかが分かりにくかった箇所がいくつかあり、そんな文章の荒削りなところが少々気になった。最高!とまでは言えないけど、充分に面白かったです。菊池の食えなさぶり、良かったなあ(演じるなら窪塚だ)。
2015/08/07
Nazolove
だんだん読んでいて、金城一紀さんのGOを思い出してしまった。 やっぱりこういったアジア圏の人たちの小説は同じ感じの空気感になるのかな、とと思った。 最終的によく落ちが分からなくなってしまったのでそういう意味では読書姿勢に反省しなければいけないなと思った。 ただオチとしてはよくわからないなぁ、という印象に終わってしまった。 前編のグロシーンしか印象に残らない感じであった。 ただ前編にも書いた、女が出てくるんじゃないか妄想は当たったのでそれは良しとしよう。(笑)
2015/09/07
たぬ
☆4 ミユキの死はちょっとショックだったなあ。あんなあっさりやられるとは意外すぎた。同じツバメの仲間でもモモのほうこそすぐ退場しそうだったけど、あいつ一見おバカさんぽいけど結構したたかなのよね。頭の回転も3人の中では一番なんじゃないかな。鍵となる連続少女強姦殺害犯がへなちょこのくせに妙に運がいいもんだから踊らされる人/場面多々でじりじり。カイザーの覚悟には息を呑んだわ。自らの眼球をえぐるなんて…
2024/09/01
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