ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9)
ジェネラル・ルージュの伝説 (宝島社文庫) (宝島社文庫 C か 1-9) / 感想・レビュー
nobby
あくまで攻略本の類と思っていたので、まさに“ジェネラル・ルージュ”誕生を描く短編があると知り慌てて読んだ。ほぼオールキャストな登場を楽しめる。冴子や城崎まで絡めてはちょっとやり過ぎも感じた。何よりルージュの秘密と猫田さんの真実が判明して満足(笑)文庫には語り手変わっての現在と速水無きICUの未来エピソードが加わってお得♪実はあまり興味なかったファンブック要素の自伝や自作解説が結構面白い!Ai導入への情熱や真摯な取り組みとユーモア溢れる文才の両立が天命感じる。
2016/09/27
がらは℃
伝説の裏で猫田さんが暗躍しまくっていてビックリ。あと、速水先生が去った後にオレンジ病棟で苦闘する佐藤先生が印象的だったなあ。
2011/01/12
gonta19
2010/6/5 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2016/5/17〜5/20 1年半ぶりの海堂作品。 ジェネラル・ルージュこと速水の短編三部作「伝説〜1991〜」、「疾風〜2006〜」、「残照〜2007〜」を収録。これらの短編を楽しめるのは勿論だが、海堂氏の自作解説、自伝、また桜宮年表など、作品世界をより楽しめる資料もついていて役に立つ。
2016/05/20
りゅう☆
速水がなぜ「ジェネラル・ルージュ」と呼ばれるようになったのか、その伝説物語。同時に水落冴子と城崎の出会いも知ることができて嬉しい。伝説と二人が繋がってる面白さと、城崎の正体がまさかのあの人だったという驚きあり。そして『~凱旋』での事務長三船視点で描かれる『疾風』は、内容はわかってるのに最後は思わずウルッときてしまい、速水が去った後の『残照』では佐藤ちゃんの成長ぶりに安堵。そしてこの本では海堂さんの作家としての生誕前後、自作解説、桜宮市年表、登場人物リスト、用語辞典など海堂作品の情報が盛りだくさん!→
2017/01/09
きむこ
再読。久しぶりに『ジェネラルルージュの凱旋』を再読して、もうちょっと速水先生に浸っていたかったのでこの作品をチョイス。短編が3つと自分史と海堂作品の自身による解説、そして桜宮年表で構成される一冊。速水先生の伝説のデパート火災の短編は何度読んでも好き♡速水先生目当てに読み始めたけれど、海堂作品の解説は裏話とかも盛り込まれていて二回目でも興味深いし、また再読したくなる。これは海堂作品を読むにあたっての辞書みたいな本です。
2021/01/30
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