名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-4)
名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-4)
- 作家
- 出版社
- 宝島社
- 発売日
- 2010-09-07
- ISBN
- 9784796678995
名前のない女たち最終章~セックスと自殺のあいだで (宝島SUGOI文庫) (宝島SUGOI文庫 A な 2-4) / 感想・レビュー
巨峰
絶望に等しいところまで描いてしまった問題作。名前のない企画AV女優や最底辺で身体を売る女性たちをルポしつづけたこのシリーズ最終作。前作までと違い何かに足をとられたかのように筆者まで絶望に近いところまで堕ちていき、非常に重く苦しい内容だ。これでも、地獄ではなく、人の世というのだろうか。読んで何を得られるわけでもないが、それでも読む価値はあると思う。
2015/01/12
ひろ☆
AV女優と呼ばれる女性たちのルポ。人生や考え方がかなりヘビィ。ウシジマくんや東京難民を見てても思うけど、どっぷり漬かってしまう前に、どっかで反転させて、抜け出さないと、ずるずる行ってしまう。20代の若い子は需要があっても、30代では激減するんだな。
2014/12/10
rara
とうとう、作者がAV業界から足を洗うほど戦意喪失してしまった…よく9年も頑張ったよね。
2011/10/11
せいなかいじゅう
大分前に読み終わったやつ、まだ登録してなかった。壮絶。AV 実入りがいいと思っていたので、みんな金のために出るんだろうなと思ってたけど、そうでもなかった。女優の使い捨てにより、崩壊するプライド。性交を公開することで満たされるはずだった自己顕示欲。押し寄せる虚無感。また、何にもなれなかったという自己否定。救ってやれるもんなら、救ってやりたい。
2015/06/15
中野(racoon)
★★★☆☆ なんかこの著者、AV業界従事者や女の子たちを見下してる感がちょいちょい伝わってきて気になる。山崎アジコに、大学時代感じていたという「嫌悪感と恐怖感」を克服出来ないまま再会してインタビューして、ほんとにそんなんでよかったんかいな?と思う。それでもはちゃめちゃな女性たちの破綻した生活を覗き見するのは楽しい。美咲沙耶という名前を見て、もしやと思ったらやっぱりあの自殺した美咲沙耶でした。この1冊から他に何人の自殺者が出るんだろう。桃色まあちの項が印象に残った。バンギャ・ゴスロリ補正で。
2014/12/05
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